86の車検で落ちやすいカスタム7選|知らずに落ちる前にチェック!

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こんな方におすすめ!

86はカスタムベースとして非常に優秀な車ですが、その反面「定番カスタム=車検NG」になりやすいポイントも多い車です。

車検前に事前にチェックできるポイントは、チェックしておきましょう!


86はなぜ車検に落ちやすいのか?

結論から言うと、
86自体が問題なのではなく、オーナー側が基準を知らないままカスタムしているケースが多いからです。

こんな風に思ってませんか?
  • 車検対応と書いてあったから安心していた
  • 前回は通ったから今回も大丈夫だと思っていた
  • ディーラーと民間工場で判断が違った

こうした「認識のズレ」が原因で、当日になって指摘されることが少なくありません。

これは検査基準が変わったというよりも、
経年劣化
・使用状況の変化
・検査する人・場所の違い

が原因であることがほとんどです。

たとえばマフラーは、新品時は基準内でも、数年使用することで音量が上がります。
車高も、バネのヘタリやブッシュの劣化で、気づかないうちに最低地上高を下回ることがあります。

また、ディーラー・指定工場・ユーザー車検では、
チェックの厳しさや判断基準に多少の差が出るのも事実です。

つまり「前に通った=今回も通る」とは限らない、という点は
86オーナーなら必ず知っておきたいポイントです。


車高調(最低地上高・光軸ズレ)

なぜ落ちやすいのか

86で最も車検トラブルが多いのが車高調です。

主なNGポイントは以下です。

車高調NGポイント!
  • 最低地上高が9cm未満
  • フロントリップやアンダーパネルが基準以下
  • ローダウンによるヘッドライト光軸ズレ

特に注意したいのが、車高はOKでも光軸で落とされるケースです。

光軸(こうじく)とは?

ヘッドライトが「どこを照らすように向いているか」という角度・方向のことです。

これは車高調を入れてから時間が経っている86ほど起きやすい傾向があります。

もうひとつ見落としがちなのが、アライメントと光軸の関係です。

車高調を入れた直後は問題なくても、
長期間走行することでアライメントが微妙にズレ、
それに伴って光軸もズレてしまうケースがあります。

特に峠やワインディングを走る機会が多い86は、
足回りへの負荷が大きく、ズレが出やすい傾向
があります。

「車高は測ってもらったけど、光軸は見ていなかった」
という状態で車検に行き、その場でNGを出されるのは非常によくある流れです。


マフラー(音量・認証プレート)

車検対応でも安心できない理由

「車検対応マフラー=必ず通る」と思われがちですが、実際はそうではありません。

マフラーの車検で落ちやすいポイント!
  • 経年劣化で音量が基準超過
  • JQR認証プレートが確認できない
  • 触媒や中間パイプ交換による音量変化

とくに中古で購入したマフラーは、書類不足でアウトになるケースが多いです。

特に注意したいのが、「車検対応マフラー+社外中間パイプ」の組み合わせです。

マフラー単体では基準内でも、
中間パイプをストレート構造に変更することで音量が一気に上がることがあります。

また、検査時にJQR認証プレートが確認できない場合、
たとえ実際の音量が基準内であっても、書類不備としてNGになることがあります。

車検時は「音量」だけでなく、
「第三者が見て判断できる証明があるか」も重要なポイント
です。


タイヤ・ホイール(はみ出し・サイズ)

見た目優先カスタムほど要注意

タイヤ・ホイール周りは、検査官の目視判断が入るため、判断がシビアになりがちです。

タイヤ・ホイールの車検で落ちやすいポイント!
  • フェンダーからのはみ出し
  • スペーサー使用
  • 引っ張りすぎによる接地面不適合

「ギリギリセーフ」のつもりでも、検査場や工場によってはNGになることがあります。

タイヤ・ホイールが厄介なのは、
明確な数値基準があっても、最終的に目視判断が入る点です。

同じ仕様でも、
・検査官が違う
・検査ラインが違う
だけで、OK/NGの判断が分かれることもあります。

そのため、いわゆる「ギリギリ仕様」は、
ユーザー車検では通っても、ディーラーでは断られるというケースも少なくありません。

確実に通したい場合は、
見た目よりも余裕を持った仕様にしておく方が安心
です。


社外ステアリング(警告灯・ホーン)

意外と見落とされがちな落とし穴

86は社外ステアリングを装着している車両が多く、ここで落ちるケースも珍しくありません。

社外ステアリング 車検で落ちやすいポイント!
  • エアバッグ警告灯の点灯
  • ホーンが鳴らない
  • 車検非対応ボスの使用

特に警告灯は、点灯しているだけで即NGです。


灯火類(色・光量・配置)

ドレスアップ目的で変えた人は要注意

灯火類は保安基準が細かく決まっており、知らずに変更するとアウトになります。

灯火類 車検で落ちやすいポイント!
  • フォグランプの色変更
  • ウインカーやポジションの色変更
  • 光量不足、または明るすぎ

夜は問題なく見えても、昼間の検査で指摘されるケースもあります。


ナンバー角度・位置変更

軽いカスタムでも落ちる可能性あり

ナンバーステーや位置変更は、見た目を少し変えただけでも指摘されることがあります。

ナンバー角度・位置変更 車検で落ちやすいポイント!
  • 規定以上の角度変更
  • ナンバー灯の視認性不足
  • ナンバーが見えにくい位置

は、ほぼ確実にチェックされる項目です。


エアロ・牽引フック・突起物

付けっぱなしが原因になることも

エアロや牽引フックは、形状によっては安全基準に抵触します。

エアロ・牽引フック・突起物 車検で落ちやすいポイント!
  • 尖った形状のエアロ
  • 突出量の多い牽引フック
  • 固定が甘い外装パーツ

特に牽引フックは、外せば通るのに付けたままで落ちるケースが多いです。


車検で落ちないために一番大切なこと

86の車検で大事なのは、
「戻す」ことではなく、「基準を知る」ことです。

実際には、
車検に通る範囲で楽しめるカスタムは十分可能です。


「戻しが必要になる人・ならない人」の違い

86オーナーの中でも、車検のたびに大きく戻し作業が必要になる人と、
ほとんど何もせず通せる人がいます。

この差は、カスタムの内容そのものよりも、
「最初から車検を意識して選んでいるかどうか」です。

たとえば、
・車検対応と明記されたパーツを選ぶ
・基準ギリギリを避ける
・後戻ししやすいカスタムにしておく

こうした意識があるだけで、
車検時の手間や出費は大きく変わります。

86は、きちんと知識を持っていれば、
日常もドライブも楽しみながら車検を通せる車です。


まとめ|事前チェックで車検は怖くない

  • 86はカスタム車でも車検に通せる
  • 落ちる原因の多くは「知らなかった」だけ
  • 事前に確認すれば無駄な出費を防げる

車検前に一度チェックして、
安心して86ライフを続けていきましょう。

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